最強の調味料が「しょうゆ」であることに気付いてしまった。
貴方がこの文章を読んでいるということは、きっと私はもうこの世を去ってしまったということなのでしょう。
でも決して悲しまないで。私は常に貴方のそばで、貴方を見守っています。
私がこの手紙を残している理由も分からず、きっと貴方は混乱していることでしょう。
でも、それも当然のこと。なにより私自身が、突然のことで驚いているのですから。
私はある秘密に気付いてしまった。ある秘密に気付いてしまったからこそ、この文章を書かなければいけなくなった。
私が秘密に気付いたことを、彼らはおそらく察していません。でもそれも時間の問題でしょう。彼らがそのことに気付いた時、私は追われる身となり、もう貴方には会えない。
「またね。」と別れた貴方との再会が、こうした形になるとは想像すらしていなかった。でもまたこうして出会えた。なんとも素晴らしいことでしょう。二人の人間が私達ほど幸せになれることはきっとない。
私が秘密に気付き、こうしたメモを残していること、おそらく彼らはすぐに気付く。それほど彼らは狡猾で、なによりこの秘密が漏れることを恐れている。
そうなると彼らは血眼でこの手紙を探すはずです。そのことを考えると、「彼らが気付かず、貴方だけ、ただ貴方だけが気付く場所」にこの手紙を隠す必要がありました。
貴方ならきっと、「冷蔵庫が若干小さいがために、冷蔵庫の両脇にほんの僅かに生じた隙間」に隠したこの手紙を見つけてくれることでしょう。
◆
ことの始まりは、暑い暑い夏の日のこと。
汗ばむTシャツが僅かばかり身体に張り付き、不快感を滲ませながら足早に自室へと向かっていました。
そんな不快感を誤魔化すかのように、あれやこれやと考え事をしている最中、「帰ったら断捨離をしよう」と、ふと思ったのです。
不意に運命の糸を手繰り寄せていることに気付かない私は、能天気にもその日の夕ご飯を思案しながら、あまりに軽すぎる自室の扉を開けました。
貴方も知っているとおり、私の家には一度きりしか使っていない調味料がたくさんあります。
麻婆豆腐のために買ったテンメンジャン、豆板醤、便利だが一人暮らしには多すぎる創味シャンタン、急に凝ったエスニック料理を作りたくなって買ったコリアンダー、ターメリック。
中には賞味期限に余裕のあったものもありましたが、私は思い切ってそれら全てを処分しました。
今までのこの儚くも短い人生で、一度として調味料の賞味期限を気にしたことがあったでしょうか。
使い道の見えないそれらを処分した私は、今後重く大きな十字架を背負うこととも知らない私は、食の要となる調味料と対峙しました。
マヨネーズ。ソース。ケチャップ。しょうゆ。
どことなく漂う不穏な空気に気もそぞろな私は、これまでの一人暮らし生活を一つ一つ、丁寧に振り返ってみたのです。
そして気付いてしまったのです。食の要と思っていたマヨネーズやソース、ケチャップさえも、一人暮らしの自炊に殆ど不要ではありませんか。
マヨネーズを使う場面といえばサラダや野菜を食する時が主でしょう。ですが一人暮らしでサラダを食する時は、パックのサラダを買ってしまうことが多く、パックのサラダにはドレッシングが付いている。
そうなると、一体どこにマヨネーズを使う場面があるでしょうか。
ざわつく心を鎮め、マヨネーズを処分しました。もうダメかもしれないと、心の何処かで思っていたのでしょう。気が付くと私は涙を流していました。
◆
ボンヤリとしながらも、私はソースに目を向けました。
トンカツ、焼うどん、お好み焼き。
ソースはマヨネーズよりも使う場面が分かりやすいです。
でもここで私は気付いてしまった。
「断捨離をしよう」と考えた時から、過ちは始まっていたのです。
断捨離とは、「必要なもの以外処分する」という行為。他のもので代用できるのであれば、断捨離のルールに則り処分するのが妥当な判断です。
ソースの横に鎮座するしょうゆ。
そうなのです。トンカツも、焼うどんも、お好み焼きも、しょうゆがあれば事足りるではありませんか。
マヨネーズのこともあり我を忘れた私は、気が付くとしょうゆを残して全ての調味料を処分してしまっていたのです。
◆
しょうゆも捨てて楽になろう。そしてこのことはもう忘れよう。
そう考えてしょうゆを手に取った時、私はハッとしました。
この手にフィットする造形。それは「懐かしい」という手触りではなく、「またこれだ」と言うに等しいフィット感でした。
しょうゆを処分して、私は一体どのようにしてお寿司を食べることができるでしょうか。
しょうゆを処分して、私は一体どのようにして天ぷらを食べることができるでしょうか。
これを読んだ貴方は、「しょうゆが無くても塩を使えばいいじゃないか」と、きっとお思いになるでしょう。
私もはじめはそう思いました。
そこで考えることをやめれば良かったものを、軽率でどうしようもない私は、そのまま考えることを続けてしまった。
パンドラが箱を開けるよりも、よっぽど恐ろしいことをしてしまったのです。
はたして私は、塩で納豆を食べられるでしょうか。
はたして私は、塩で卵かけご飯を食べられるでしょうか。
そうなのです。私が納豆と、そして卵かけご飯と縁を切らない限り、私はしょうゆを必要とします。
加えて、トンカツだって焼うどんだって、なんでもしょうゆで代用できてしまうのです。
私は気付いてしまいました。
私は、最強の調味料が「しょうゆ」であることに、気付いてしまったのです。
◆
パンドラのように軽率だった私のただ一つの救い、それは聡明な貴方の存在です。
「パンドラの箱」の悲劇は、パンドラのパートナーが愚かなエピメテウスであったこと、それ自体です。
どうか聡明な貴方には、この箱に残った唯一の希望を、希望そのものとして生かして欲しいのです。
もうそろそろ行かなければなりません。どうかお元気で。貴方の幸福を願います。
P.S. 白身の刺身は意外と塩でイケるらしいです。
「日本人だからシャイ」じゃねぇよ、じゃあ欧米人は全員声がでけぇのかアホ
最近、数年ぶりに英語の勉強を再開した。
僕は学問としての英語が大の苦手で、センター試験なるものは、実質的にはロト6状態であった。
加えて国立大学様様は、ご丁寧にも二次試験として記述式の英語をご用意してくださっている。
記述となれば、もはや年末ジャンボの方が期待できるという具合に、僕は英語が苦手であった。
久し振りに英語の勉強をしてみると、なるほど英語というものは、思っていた以上に奥が深い。
英語に関するエピソード、思い返すと色々あるなぁ。
◆
僕は大学時代、英語の苦手意識克服のために、カナダで一年過ごすことにした。
アルバイトを2, 3ほど掛け持ちし、費用を自分で用意した。
手続きも自分で進め、単身でカナダに渡った。
人生初の海外で、当然英語は分からない。
入国手続きをする黒人が、手続きミスったまま僕のことを一人にして空港に放り出すもんだから、初日からおしっこジョボジョボ漏らしたしそのまま帰ろうかとも思っちゃったな。
◆
最初の2ヶ月はカナダ人の家にホームステイをし、並行して語学学校に通っていた。
その後外国人とルームシェアをし、「人の住むところじゃねぇ。」と言われていた地域に住んで、深夜のバスでLil Jonみたいな黒人達に囲まれたりもしたが、残念ながら今回その話は出てこない。
出典:YEAH!:LIL JONとクランク - RED BULL MUSIC ACADEMY
英語がなんとか分かるようになるまで、3ヶ月ほど要したと思う。
これまでが本当に地獄で、「マジで僕はここで死ぬんじゃないか。」とすら思った。
全員何を言っているか分からないし、たまたま聞き取れたかと思えば今度は僕の口が「Yes」しか発さない。
そんな具合で「Yes」だけ言い続けていると、気付いたらキリスト教徒のミサに連れられ、聖歌隊エリアのようなスペースで初耳の聖歌を歌わされていた。
おぉ、神よ。この様子を見ているのなら僕をお家に帰して下さい。
◆
元々の性格もあり、僕は日々鬱屈とした。
唯一の楽しみと言えば、大好きなバットマンの映画を観る時間だ。
あれはいい。相変わらず何を言っているのか理解できないが、彼らは決まりきったように振る舞う。
どれだけ鬱屈としていても、どれだけ世界の全てが理解できなくとも、彼らだけはいつも決まったように振る舞い、決まったように闘い、決まったように決めゼリフを吐いた。
「分かる」ということだけが、僕にとっての救いだった。
ある時、鬱屈としている僕を心配した同居人が声をかけてきた。
彼が言うには、僕がバットマンを観続けているから気分が鬱屈としているとのことだった。
おいおい、勘弁してくれ。この世界からバットマンが無くなったらマジでジョーカーみたいになっちまう。
「Just I like Batman. That's it.」
半ギレで答えた。
今後死ぬまで「ただバットマンが好き。それだけだ。」なんて言うことは無いだろう。
どうにか僕は白塗りを免れた。
'Dark Knight' fan theory paints The Joker as a misunderstood hero - Mashable
語学学校では、入学時にクラス分けの試験を受ける。リスニング、ライティング、リーディング、英文法だ。
リスニングは相変わらず理解できないし、ライティングもただの英作文だったのだが、リーディングと英文法の問題を見て僕は唖然とした。
クソ簡単なのだ。鬼クソ簡単なのである。
英語が苦手と言っても、一応は普通に受験勉強をしていた身である。
日本独特の「文章・文法偏重主義」のおかげで、一般的な外国人用試験の英文はサクサク読める。
英文法も殆どが基本レベルだし、差を付けたい問題から引っ掛けまで、作成者の意図も丸見えだった。
おぉ、見える見える。この問題は引っ掛けだ。
高校時代にまんまと引っ掛かって、女教師に「あなた、授業寝てるだけじゃなくて本当に英語の勉強するつもりがないのね。」と言われたのを思い出す。
そのキツい性格、嫌いじゃないぞ、マリ。
◆
日本の偏った英語教育のおかげもあって、日本では英語ダメダメ君だった僕が、学校内で上から2番目のクラスに振り分けられた。
これが地獄の始まりとも知らない当時の僕は鼻高々だった。
スピーキングクラスで一緒になった、リア・ディゾンのようにグラマラスな日本人女性に、「あなたは私より英語出来るじゃない!You can do it! You can do it!!」と乗せられたりもした。
“和製リア・ディゾンよりも英語の出来る僕”が、グループを代表して颯爽と立ち上がり、堂々とダンマリを決め込んだのは今思い出しても甘酸っぱい。
◆
ある日、授業終わりに語学学校の偉いジジィに呼び出された。
向かってみると、色んな国の生徒、男女混じり混じりで10人程度集まっていた。
全員集まったことを確認して、偉いジジィが英語でペラペラ喋りだす。1ミリも理解できない。
「まぁこんな普通のスピードで話されたら皆理解できないだろ〜。つーか腹減ったなぁ〜。ハンバーガー食いてぇ〜。」などと、和製リア・ディゾンよりも英語の出来る男は考えていた。
後から知ったのだが、どうやら呼ばれていたのはある程度上位のクラスの生徒だったらしい。
様々な国籍の生徒にサンプルの試験を受けさせて、データを取りたいと言った旨の話だった。
「日本人以外の上位クラス所属者」ということは、皆リスニングもかなり出来る。
「Do you have any questions?」ジジィが言った。
「分かったよ!」「オッケー!」口々に答える。
どうやら理解できていないのは僕だけだったらしい。
和製リア・ディゾンよりも英語の出来る日本人が、ド真ん中で手を挙げた。
「I couldn't understand.」
しばし沈黙。
「どのへんが?」ジジィが聞く。
窓の外では黒い雲がもくもくと泳ぐ。
もうハンバーガーのことなど考えていないその日本人は、脳みその引き出しを全て開け、知っている英単語を絞り出した。
「Everything.」
「Oh...」
ジジィは失笑した。
◆
数日後、本当の地獄が始まった。
別にジジィに失笑されてもヘラヘラしていればいいし、聖歌隊として歌わされてもそれっぽいタイミングで「ハ~レ~ルヤ~」と言えばどうにかなる。
よく分からんが聖歌はしきりに「ハレルヤ」と言いやがる。
キリスト教徒は「ハレルヤ」と言っておけばどうにでもなると思っているらしい。
クソつまんねぇ大学生の「ワンチャン」と同じである。キリスト教徒の「ハレルヤ」はクソつまんねぇ大学生の「ワンチャン」なのだ。これ宗教学のテストに出ます。ワンチャン単位取ってください。そしてもう二度と僕に関わらないでください。
◆
担任の教師は若い女性だった。
マハラジャという名前を聞いて、「いや、『疾風伝説 特攻の拓』に出てきた暴走族の魔覇裸邪ぶりに聞いたわ。つーか実在すんのかよ。」と、心の中でしっかりツッコミを入れた。
後で知ることになるのだが、生徒からかなり不評な教師だった。
授業を受けていて「コイツやべぇな。」とは思っていたが、どうやら「やべぇ。」という感性は万国共通らしい。
相変わらず猛スピードで話すので殆ど理解できなかったが、こえー彼氏がいてこえー男友達がいるのだけは分かった。
こえー彼氏とこえー男友達と三人で飲んでる時にスマホを盗まれそうになった話を聞いて、「いや、盗もうとした奴がハードラックとダンスっちまったんかい。」と、しっかりツッコミを入れた。心の中で。
出典:『疾風伝説 特攻の拓』46話
しばらく過ごせば「英語を英語として理解して、そのまま英語として返答する。」ことが出来るようになるのだが、渡航当初はそうもいかない。
渡航したばかりの僕の頭の中では、「聞いた英語を日本語に翻訳して、日本語で理解して、思考する。」というプロセスを繰り返していた。
その状態で猛スピードの英語シャワーを浴びるため、常に、僕が理解した時点では既に別の話が始まっている状態だった。
気付いたらグループワークが始まっていて、意味も分からないまま他の人の答えをパクって「Camel.(ラクダ)」と答えたのをめちゃくちゃ覚えている。
「Why?」と聞かれて、(俺だって知りてぇよ。)と思いながら、適当に「Because that's easy.」と答えたら勝手に納得してくれた。
そうそう!全然ワークの内容知らないけど答えは皆の心の中にあるのよ!!そういうことでヨロシク!
◆
こんなクソみたいな小細工はいつまでも通用しない。
頭の中で話されている内容を翻訳していたら、マハラジャにいきなり名前を呼ばれた。
どうやら何かに答えなければいけないらしい。
当然僕の頭はそこまで追い付いていないので、何を聞かれているのか、何を答えるのか分からなかった。
どうしようもなかったので、ひとまず「I can't understand.」と答えた。
マハラジャの顔が引きつる。
まさしく「ハードラックとダンスっちまったな。」と思っていた僕に、マハラジャからの追撃。
「答えが分からないってこと?質問が分からないってこと?」
半ギレである。
「…質問が分からない。」
おそるおそるマハラジャの顔を見る僕。
完全に「バス停を引きずって来た時の武丸」と同じ目をしていた。*1
そのまま捲し立てるマハラジャ。
マハラジャ「なんで言わないの!?」
僕「…」
マハラジャ「なんで分かんない時に分かんないって言わないの!?」
僕「…」
スペイン人17歳チャラチャライケメン「ヒュ~!!」
僕「…」
マハラジャ「分かんない時は、その時に分かりませんって言わなきゃダメじゃない!?」
僕「…」
クラスメイト「…」
マハラジャ「なんでシャイになるの!?ドンビーシャイ!ドンビーシャイ!!」
僕「…(は?Don't be shyって言った?コイツ今、Don't be shyって言ったよな?)」
言い返せる立場にないのは重々承知だが、「日本人だからシャイ」と決めつけられた気がした。なんだかモヤモヤした。
僕「僕はシャイじゃない。僕はここに来て7日目になる。僕は英語が不得意だから、人が英語で喋ったのを頭で翻訳して、理解しないと分からない。」
マハラジャ「…」
僕「あなたが話して、それを翻訳して、理解したころには次の話。分からないことに分かった時点ではもう別の話をしている。分からない時に分かりませんと言わなきゃいけないなら、一秒一秒、全部僕は分かっていない。」
マハラジャ「…」
僕「僕のレベルがクラスに追い付いていないからだし、僕が悪いのは分かってる。でも僕はシャイじゃない。別に喋れないだけ。」
マハラジャ「…OK.」
初めてまともに英語を喋った。自分でも少し驚いた。
アジア人のクラスメイトが頷いてくれていたのを覚えている。冷やかしたスペイン人は微妙な顔をしていた。
「日本人だからシャイ」みたいな、「若いから根性がない」みたいな、「おっさんだから時代遅れ」みたいな、ステレオタイプに括る人間を僕は軽蔑する。
もしかしたら、心の何処かでストレスのはけ口を探していただけなのかもしれない。
◆
翌日、違和感に気付く。
本当は、言い返した後の雰囲気から薄々気付いていた。
総スルー。マハラジャ、総スルーである。
マハラジャに僕は見えていない。これは効いた。
当てられもしない。話しかけられもしない。こっちを見ること自体ない。
マハラジャにとって、完全に僕は「見えないクン」だった。*2
こうなると授業も、僕にとっては座っているだけだった。会話のボールは全部僕の頭上を行ったり来たり。
宿題が出る。問題が出る。問題に答える。解説する。理解しているか確認する。
全てのやり取りは、マハラジャと僕以外のクラスメイトで完結していた。
こうなるとクラスメイトも僕を腫れ物のように扱って、挨拶しているのかどうかすらも怪しい状態だった。
◆
同じクラスに韓国人の美女がいた。これがまたルックスだけじゃなく、性格も抜群に良かった。
グループワークの時、皆色々な人とグループを作る。
その度に僕は棒立ちしていたのだが、この美女が毎回「おい!こっちに来い!」と言ってグループに入れてくれた。
優しすぎ。天使ですか?
グループワークでも相変わらず着いていけないのだが、この美女はいつも「大丈夫?」とか、「喋ってみて!」とか、僕のことを気にかけてくれた。
いや、好きです。普通に。
1, 2週間耐えてはみたが、状況は変わらず、自分のためにもクラスのためにも良くないと思い、レベルを下げてもらうよう偉いジジィに依頼した。
ちっぽけな自尊心は擦切り一杯残っていたが、時間もお金も無駄だと思った。
◆
移動先のクラスはとてもよかった。相変わらず話せないが、何を言っているかは分かる。
クラスメイトは皆優しかったし、僕が何も話さないにも関わらず、根気よく声をかけてくれ、根気よく遊びに誘ってくれた。
この時のクラスメイトは今でも本当に大切な友達だし、いつまでもずっと感謝している。
そんな具合にのらりくらりと数ヶ月。その頃には僕も、なんとか英語で意思疎通を取れるようになっていた。
ある日の学校で、前のクラスで同じだった例の美女を見かけた。
聞いたところによると彼女は今日で学校を卒業するらしく、色々な人に寄せ書きを書いてもらっていた。
クラスを移ってから一度も会話をしたことはなかったが、彼女はこちらに気付いて歩み寄ってくれた。
覚えていてくれたことだけで嬉しかった。
でも嬉しいと思うだけじゃダメだ。だって今の僕は、英語が話せる。
彼女の寄せ書きを書きながら、当時の感謝を伝えた。
当時、とても感謝していたこと。英語が話せなくてそれを伝えられなかったこと。時間が経っても当時の感謝を伝えたいとずっと考えていたこと。
拙いけれど、しっかり、全て伝えた。
寄せ書きを書き終えて、握手をして別れを告げた。
もくもくと泳いでいた黒い雲から、陽が差したようだった。
最後に彼女とFacebookで友達になった。
彼女は韓国に、超絶イケメンの婚約者がいた。
雨雲は、想像以上に分厚いものだ。
僕はすぐに学校を辞めた。
◆
元々日本でもベラベラ喋るタイプでは無かったので、カナダでは本当にしょっちゅう「Don't be shy.」と言われた。
途中からはもうどうでもよくなっていたので聞き流していたけど、「日本人」「あまり雑談をしない」の2要素が揃った時点で、自動的に「シャイ」に分類されるの、普通に意味分からなすぎるよな。
「Don't be shy.」ってよく言ってきたカナダ人に、「昨日何してた?」って聞かれてさ。
ダルいけどたまには良いかと思って、「酒飲んだ、酔っ払った。」って答えたら、「もちろん酔っ払うね、だって酒を飲んでるんだから。」とか言われて。
そのさ、お前らのそのさ、隙あらばアメジョ挟む癖どうにかなんねぇのかな。
何をウィットに丸く収めてるんじゃ。カスが。
俺には「シャイな日本人」か「大喜利の題材」のルートしか残ってねぇのかよ。ボケ。85点。
まぁいい。気にすることはない。欧米人は全員声がデカいだけで何言ってるか分かんねぇしな。
そろそろ日本語で喋ってくれや。以上、よろしく。
ITの発展に人々の理解が追いついていない話
大学生の頃、「IT企業はブラックが多い」という話を聞いて、「ITの成長スピードに人々の理解が追いついていないだけなんじゃね?」とよく思っていた。
そして現在都内のIT企業で働いていて、最近当時のようなことを改めて感じることがあったので、ちょっと書いてみようと思う。
今回の記事は、タイトルにあるようなことを書くというより、日記に近いものになる旨マジお含みおき。
◆
少し前の話だが、弊社としてもデカい案件に、幸運ながらアサインされた。
当時3年目だった僕は、ようやく仕事の意味が分かり始め、おっぱいのことを考えずに仕事が出来るようになり始めていた。
ある日突然課長に呼び出され、会議室に連れられた。
僕は皆目見当もつかず、「え!?マジ?異動!?まだおっぱいのことしか考えてないのに!?マジで!?」と結構ビビっていたのを覚えている。
その案件は部長会議で決まったことで、課長もあまり知らなかったらしい。
「僕もあまり知らないんだけどさ、なんか部長会議で全社員でアミダくじやったら君になったからさ。」と言われた。
転勤の覚悟で来ていた僕は、ビビって咄嗟に「お、お、おおおっぱい!?(右乳)」と答えた。
そんな具合で右も左も分からぬまま(うまい!)放り込まれた案件で、せっせこ僕は仕事していた。
全社から寄せ集められたすげーパイセンばかりで、チームにいるだけで緊張した。
チームメンバーは僕以外ベテランで、きっと選ばれるのだから能力も高いだろう。
でも僕には「若手でアサインされた自負」があったので、舐められた時点で自負から能力から気概から全て否定される気がしていた。
自己紹介で、皆やってきた案件の話をした。
一方僕はやってきた案件が殆どない。おっぱいのことばかり考えていたからだ。
何を言おう。迷った結果一発ジャブを入れてみようと思った。
「経験や技術は皆さんに劣りますが、考える能力だけは皆さんと対等に渡り合えると本気で思っています。」
おぉ〜〜と声が上がった。
非常に好意的な面々で助かった。今考えると、少年マンガだったら実家がバキの家みたいにされていたな。
出典:『グラップラー刃牙』 9巻
案件の中でもなんとか良く評価してもらい、あるチームのリーダーとして他社のメンバの取りまとめをやっていた。
この時はもうよく働いた。
月の半分くらいは日を跨いで退社していたし、22時前に帰れる日なんか無い。
ピーク時は毎週木曜深夜〜金曜にキッチリとパンクし、トイレの床で1時間座り込んでいたり、画面のフチを見ながら何時間も硬直していた。前日の記憶も途切れ途切れの有様だった。
帰宅したら手付かずのコンビニ弁当が置いてあった時は流石にビビったな。
部屋も荒らされているし泥棒が入ったかと思ったけど、部屋が汚いのはずいぶん前からだったらしい。どうやらあまり記憶に無い。
◆
残業を減らすコツは「その日にやらなきゃいけないことだけをやること。」とよく言われるが、ここまでくると、「その日にやらなきゃいけないこと」が毎日無限に生まれてくる。
常に僕を待っている人と僕を待っているタスクがあり、それをこなすと夜になる。
翌朝、他のメンバが動いてくれている時に昨日持ち越したタスクをやり、昼頃にはボールが帰ってくる。
そんな状況でパンクすると、めちゃくちゃ優しいメンバのおじさん達が声をかけてくれる。
「働きすぎ。休むってことを考えなさい。一旦今日は帰って、残タスクは土日に回しなさい。」
全員パンク寸前なので全て巻き取ることは難しい。
今日の僕のフォローは、間違いなく明日の僕がするのである。
結局僕は、ちょっぴり妥協して22時に帰る。
当時は本当によく働いたなぁ。
◆
この案件は非常に短納期で、スーパー順調に行ってギリギリセーフくらいのスケジュールだった。
その中でも(可能な範囲で)入念なテストを十一寸こなし、本番開始。久々に見る大雨の日だった。
夜になり、本番結果が出た。未知のエラーが出ているが、そんなもの想定の範囲だ。冷静になってよく見てみる。
大量に出ている。エラーが。大量に出ているのだ。テストをしていたのに。大量に。エラーが。大量に。本番で。エラーが。大量に。出てるの。エラー。本番で。大量に。
出典:『バキ』 13巻
訳が分からないが足踏みしている時間が惜しい。
すぐに対応する。どうやら他でも想定外のことが起きているらしい、この範囲は僕が頑張ろう。
あぁもうこんな時間。帰宅ラッシュの交通機関が、なんだか逆に恋しいな。
フリー写真素材フォトック【無料・商用利用可・クレジット表記不要】
ごきげんよう翌日。頭が痛い。
何しに東京出てきたんだっけ。母さん風邪引いてないかな。
バタバタしていると気付けば20時。そろそろ臨時の打ち合わせ。
これをこうしてこうやって、これをやって、来週に追加でこのスケジュール。
他社のメンバに連絡して、ここ調整して、え?あ、これもやってくださいってね了解しました。じゃあそれやって、あれ、なんだ、ぼんやりする。パーン。
22時半。気付いたらトイレの床に座り込む自分。打ち合わせの後半のことが、思い出せない。
朦朧としながら帰宅してベッドに入る。
おしっこがしたいのに、何かがおかしい。身体が重くて動かない。
これが万有引力、リンゴいらずのブラックニュートン。
翌朝起きるが全く何も考えられない。
幸か不幸か自分のタスクも思い出せないので、午後の来客に合わせて出社することにした。今日は金曜、駆け抜けたら一度休める。
こうやって休めて、月曜からまた走り出せちゃうんだろうな。
父さんはこうやって僕の学費稼いでいたんだ。
◆
僕のチームが落ち着いて、別チームがバタバタしていた頃、これもまたなんとも言えない苦しさがあった。
僕のチームが落ち着いた後、僕は別チームにメンバとして入っていた。
自チームの活動で何度もパンクしていた僕は、簡単なタスクを1つこなすことしか出来なかった。
1つのタスクが生じる。それが難しい(と言っても一般人ならこなせる難易度だ)のならその時点で頭が熱くなり、文字の読み書きが出来なくなる。
そのタスクが簡単であれば少しずつ着手できるが、2つ目のタスクが生じた時点で、難易度に関わらず片方のタスクが一瞬にして頭の中から消える。
忘れるというより、完全に消える。
これはマズいと思い、2つ目のタスクが生じた時点ですぐさまメモを取る。
すると今度は頭が熱くなり、文字の読み書きが出来なくなる。
頑張った末に能無しになる。
「考える能力に長けている」ことを支えに生きてきた凡人の僕が、考えることすら出来ない。こんなに悲しくて苦しい世界があるんだと、その時初めて知った。
◆
こうなるともう役立たずだ。
皆が死ぬほど動いているとき、僕は幼稚園レベルのタスクを1つこなすだけで頭を抱えて、程々にして帰宅した。
動けていた自分を知っていて、考えていた自分を知っているだけに、どうしようもなく惨めに思った。
いつか昔みたいに物事を考えられるようになるのか。
もしかしたら今後も、難しいことを考えると頭が熱くなり、文字の1つも読めなくなるのか。それだけが、ただただ怖い。
◆
ピーク時には考える余裕も無かったが、最近ふと「本番でめちゃめちゃエラーが出たのってなんでだろう。」と考え出した。
青色のジャージに着替え、アコギを担ぐ僕。(テツじゃなくて、トモなんだね。)
僕が作ったわけではないが、テストケースはイレギュラーなものも想定して作られていた。
本番で出たエラーは、想定を超えたイレギュラーによるものだ。
シンプルに言ってしまえばテストケース漏れとも言えるが、「頓珍漢なパターンも考慮し、全パターンを網羅したテストケースを作成、実施する時間」を考えると中々現実的ではない。
色々考えたものの、この案件で脳みそが溶けておじいちゃん並の知能しか発揮できなくなっていた僕は、結局「なんでこんなに短納期なのか」ということにキレていた。
そもそも定時退社を基準に、1.5〜2倍の働きを全員がしてギリギリ予定通りなんだよな。じゃあその「予定」はどう決まるかと言えば、各種方々ご期待ご要望にお応えして決まる。
◆
弊社に対する皆様からの印象は世を忍ぶ仮の姿であって、実体は、全社員パツパツの負荷、社内ムーブメントは創立時から変わらず、ベストセラーは蟹工船、毎日マッチを売ってなんとかその日を生き延びている。
そんな具合なものだから、この案件に限らず、いつも人の割に合わない短納期で、更に想定外の展開に見舞われてザリガニレベルの泥臭さでなんとかお客様の笑顔を見ている。
他の案件でも、納期は各種方々ご期待ご要望にお応えして決まる。
機械がぶっ壊れたり、企業のルールが変わったり、国のルールが変わったり、東京の真ん中らへんにいる爺ちゃんが引退して、年の数え方が変わったり。
スケジュールの中で想定外のことが起きた時、大抵は低反発マットレスマンの僕たちがそのギャップを吸収する。
工場の機械がぶっ壊れた。マシン自体の到着が遅れます。でも東京の真ん中らへんにいる爺ちゃんは5月1日に引退します。
そんな時は僕たち低反発マットレスマンの出番である。
着手遅れは全て吸収。作業期間の短縮なんて、僕たちの手にかかればお茶の子さいさい奇々怪々、奇妙奇天烈樹木希林だ。
◆
スケジュールの段階から、「あれ?無茶じゃね?」という案件に飛び込んだことがある。
駆け出し低反発マットレスマンの僕もそろそろ具合が分かってきて、「これをどうにかするんだなぁ。」などとぼんやり考えていた。
作業開始直前、一報が届く。
どうやら工場の不調でマシンが遅れるらしい。しかもめちゃくちゃ遅れるらしい。
納期は後ろ倒しに出来ないし、かといって要員を追加できる訳でもない。
結局メンバ全員で「裏蓮華をキメた後のロック・リー」みたいな顔をしながらなんとか予定通り完遂した。
出典:『NARUTO』 10巻
最近は人々の理解も追いついてきて、「流石に無理です」みたいな言葉も聞き入れてもらえることが増えた気がする。
確かに、僕たちが昔聞いた「ブラックIT企業」の話って、お客様から管理職まで、登場人物全員に「いや、言ったらやれるでしょ?」みたいな意識があった気がするんだよな。
今後も少しずつ理解されてくるとは思うけど、ITの発展スピードの弊害って、意外とこういう「無知、故の無茶」みたいな要望に出てくるんじゃないかと思うんですよね。
そりゃあいくらダダこねたって、パイナップルを冬に作るのは無理な話なんだよなぁ。
おしまい。
「●●さんはどう思われますか?」←どうってなんだバカ
人々は知らず知らずのうちに、学力や趣味、性格でコミュニティを形成し、その閉じた世界の中で生きる。
家の扉を開けて繋がる世界は自分の住む見慣れた世界だし、数字4桁を入力して繋がる手のひらサイズの世界は、自分の選んだ情報の世界だ。
自分でひらけた世界に身を投じているつもりでも、実は閉じた世界で生きている。
大学生の時、僕は初めてそれを自覚した。
◆
大学生の時に、僕は思いがけず“ひらけた世界”に飛び込んだ。
その世界で出会った友達は、偏差値3くらいの男で、僕より10ほど年上だった。多分昔はまぁまぁ悪い奴だった。
ある時、雑談の流れで彼が「真面目な女の子や一般的な女の子は、殆ど全員色んな男とセックスしている。だって俺の周りがそうだもん。」と言っていて驚いた。
「そういう子もいる。」じゃない。「大体がそういう子だ。」なのである。
枕詞で「ギャルほど彼氏としかセックスしない。」が付いてきたのでショックで気絶しそうになった。
往復ビンタの復路がそんな重いことあんのかよ。
◆
「大半は違うが、そういう子もいる。」派だった僕は、幸運にも彼の倍の知能(偏差値6)を持ち合わせていたので、出せる限りの大きな声で「ち、ちげーー!!」と叫んだ。
それからは偏差値3と偏差値6が「絶対そうだ!」「絶対ちげーー!」の押し問答である。
その日の夜、家に帰って布団の中で、
(僕と同じエネルギーで、「一般的な女の子は、ほぼ全員色んな男とセックスしている。」とか言い出すのってすげぇなぁ…)
としみじみ思った。
◆
きっと僕が「そういう子もいるけど、多くはそうじゃない。」と思っているのと同じくらい、彼は大真面目に「ほぼ全員そうだ。」と思っていたんだよな。
どっちが正しいとかじゃなく、きっと二人とも正しい。ただ根本的に会話が成立しないだけ。
えっ?それとも何?もしかして僕が気付いてないだけ?彼が正しいの?
嘘だろう、もうあんな大きな声出ないや。
◆
僕は講演はじめ、色々な場へ足を運ぶ。
質疑応答の時間があると、いつも僕は「あぁ、ここは“ひらけた世界”なんだな。」と感じる。
質問をする勇気はとてつもなく立派である。
それは大前提としても、とにかくみんな、何を言っているのか分からない。
質問者は老若男女さまざまだが、9割くらいはまぁ何を言っているか分からない。
まず内容以前に、質問の仕方がよく分からない。
会話のキャッチボールで野茂ばりのトルネード投法。しかもそれで幼稚園児くらいの球速。
「質問→具体的な内容」という、入社2秒で学ぶ構成すら大抵出来ていない。
パッと思い出して2hの質疑応答の尺で3, 4人くらいしか出来ていないのだ。
◆
「云々かんぬん、なんたらかんたら、なんたらで、なんとかだと思いますが、なんちゃらはなんちゃらですよね。なので今回は、この件についての佐藤さんのご意見お聞きしたいです。」
どれだよ!!!!質問どれだよ!!全部?その長々と喋った小論文全部が質問か??
佐藤さん「私は、●●については〜〜」
すごっっ!!やっぱ佐藤さんすげぇな!!!
トルネード投法から飛び出る幼稚園児の球を、なんで160km/hくらいに見せられるの?名捕手?名捕手なの??もしかして学生時代に野球やってた??
◆
質問の仕方がよく分からないのはまだいい。一番タチ悪いのが「質問の仕方がヤバい」+「内容も自分の知識ひけらかしたいだけ」の奴だ。
「戦後日本は焼け野原であり、それから数十年で云々かんぬん、A社の買収例にもあったかと思いますが、なんたらかんたら、三ツ矢サイダーの炭酸はシュワシュワで云々、山田さんはどう思いますか?」
どうってなんだバカ。自分でも何言ってるか分かってねぇだろ。「どう」って。何が「どう」なんだよ。三ツ矢サイダーはうめぇよカス。
山田さん「そうですねぇ、私は〜〜(正々堂々とそれっぽく全然違う回答)」
すっっげーー!!めちゃくちゃ回答してそうだけど単純に講演内容なぞってるだけだ!スキル高すぎるなマジで。
質問者「(ウンウン頷きながら)ありがとうございました。」
ウンウンじゃねぇよ!絶対自分でも何言ってるか分かってなかっただろ。何が合点承知の助だ。山田さんに感謝しろよな。
。。。
「スマイルズの『自助論』なんかにもあったかとは思いますが、なんたらかんたら、つり革あるある、スマホ見ながらつり革掴もうとしたらつり革とつり革の間で虚空掴みがち、竹田さんは自助についてどうお考えですか?」
いや結局「自助についてどう思いますか?」じゃねぇか。自助論のくだり必要ねぇだろ。
あと、「あったかとは思いますが」←これやめろ。
なんでかしこは全員『自助論』読んでる設定なんだよ。勝手に思ってろ。自助論なんかスラム街のブックオフでしか流通してねぇから。
◆
もっと行き過ぎて、「そもそもどうした?」みたいなおじいちゃん。
あれはもう五周くらいまわって許せる。可愛い。全部許しちゃう。孫にめちゃくちゃ愛を注いでくれよな。約束だぞ。
(複数人登壇の場で)
「あの、きょ、今日は、田中さんは来られてますか?」
えっ?おいおいどうした?町内会じゃねぇぞ??
催し物?僕もしかして、町内会の催し物に来ちゃった??
登壇者「あっ、えぇっと、本日は田中は来てないですねぇ…。」
じいちゃん「あ、あぁ、そうですか。先週の日経新聞に載っていた田中さんの記事について質問があったんですけど、じゃあ大丈夫です。」
おいおいおい。マジかよ。どうした??羞恥心どこに置いてきたんだよ。アダムとイヴもリンゴ食い損だよ。
山内さん(田中さんの関係者)「田中の先週の記事と言えば●●の内容ですね。ありがとうございます。この記事はこういう内容で、こうこうこんなことを書いています。これは私どもの云々かんぬん」
う、うめぇ〜〜〜!!!質問無かったのに、記事の内容紹介して着地しちゃうの!?!?すごくない??おじいちゃんは?おじいちゃんどう、今の回答??すごくない???
う、うわぁ〜〜!!すげぇ興味なさそう!良いよ良いよ!孫可愛いもんな!分かる分かる!孫可愛いし、冷奴はサイコーにうまいよな!うんうん!分かる分かる!
◆
そんな感じで質疑応答の場に居合わせると、普通に質問されること・普通に回答されること、それがどれだけ恵まれていることだったのか再認識しちゃうんですよね。
長々と書いてしまいましたが、大体そんな感じですかね。皆さんはこの件についてどう思われますか?皆さんのご意見お聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
人が猟奇殺人鬼になるということ
シリアルキラー展に行って参りましたので、そのへんのことで思ったことや考えていることを書こうと思います。
シリアルキラー展って?
シリアルキラーとは猟奇殺人を犯す犯罪者のことです。馴染みのある言葉で言うならサイコパスとかが近いでしょうか。
彼らの中には絵描きが意外と多く、彼らの描いた絵が主、たまに手紙などが展示されています。
シリアルキラー展はちょっと前から毎年実施されていて、2年前に行こうとしたのですが都合が付かず断念したことを覚えています。
今年は銀座のヴァニラ画廊で、2019/07/11までやっています。
入場料2,000円、興味ありましたら是非。
19/6/18 〜 7/11 シリアルキラー展2019のご紹介 ヴァニラ画廊
なんで行ったの?
誤解を生みかねないので口外したことは殆ど無いのですが、僕は昔から、猟奇的な事件、その犯人の出生から死ぬまで、その他諸々の内容をたくさん読んできました。
そうした嗜好は無いのですが、僕たちは知らない世界を頭ごなしに否定するべきでは無く、多様な個性や価値観に寛容的であるべきだと、僕は思っています。
そう考えた時に、僕たちが知らない世界について適切に意見を持ち、寛容的であるためにまず何をすべきかと言ったら「その世界を知ること」だと思うんですよね。
まぁそんな調子で学生の頃から色々見てきて、今回も勉強兼ねて行ってきたっつー感じです。
どうだった?
客層や混雑状況
想像以上に混んでいてビビりました。
外せない用事が午前中にあり、平日ド真ん中に有休を捩じ込むことになったので、その後、平日午後12:30頃に行くこととなりました。
教室をひと回り小さくしたくらいの部屋と、さらに小さい小部屋が一つなんですけど、動きが止まっちゃう程度には混雑していました。
層は20代が圧倒的に多く、30代少し、初老の男性2名くらいってイメージです。
意外にも女性の方が多くて、7:3、6:4くらいでした。
一人で来ている人が多く、カップルが数組、同性で来ている人は殆ど見ません。
見た目で言えば、サブカル眼鏡をかけた人がすげーいて、次点でゴツめのピアスしてる系の人たち(なにそれ)、ゴスロリも割といた認識です。
女子高生が一人いたので、へぇ〜と思いました。(年齢制限とかないのかな?)
ちなみに僕はイカれたウサギのTシャツを着ていきました。
イカれたウサギのTシャツを着ていたのは1名でした。
内容について
真っ直ぐな感想を言うと、やはり不快感は否めません。
彼らがいるということは、その裏側には被害者がいるということです。
なんでもない人が描けばなんでもない絵なのに、猟奇的な事件を起こしたからこそ展示されているということが、なんとも言えない気持ちにさせます。
でも矛盾しているようですけど、資料として貴重なものではあるので、一度行けて良かったかなとは思います。
人が猟奇殺人鬼になるということ
昔からどうにもレポートとは相性が悪く、今回もシリアルキラー展のレポートは足早に、僕の想うところを書きます。
◆
彼らの多くは、好ましくない環境に生を受け、いつしか特殊性を帯び、その特殊性ゆえに「異常だ」と虐げられ、犯罪に走る。
ヘンリー・リー・ルーカスのように、身体的・性的虐待を受けた子どもたちもいれば、テッド・バンディのように、家庭の都合で出生を誤魔化され、捻れた家庭に育つ子どもたちもいる。
彼らは憎い殺人鬼だが、果たして彼らを憎い殺人鬼たらしめたものは何かと想う。
彼らが自ら選択して、その環境に生まれたか。
彼らが虐げられていた時、手を差し伸べる者はいたか。
そう考えると、僕の生きてきた人生も、ただ運が良かっただけでその実なんでもないのかもしれない。
◆
ここでシリアルキラーを2人挙げる。
エド・ゲイン
エド・ゲインは女性の皮膚や骨などを使って、衣服や被り物、アクセサリーなどをたくさん作った。
殺害人数は2人で、基本的には墓荒らしをしていた。
彼は狂信的なルター派信者の母のもとに産まれた。
母の教えでは、子を作るときのみ性行為をすべきだし、男性器は悪の象徴である。人は汚らわしく、関わりを持つ対象ではない。
悪法も法なら、歪んだ愛も愛情か。
得も言われぬ関係だが、ゲインは母を愛していた。
厳しい戒律のもと育てられたゲインは、絶対的な存在であった母の死去により犯罪を犯す。
殺害された2人はいずれも母に似た体型の女性だった。墓地で掘り出す死体も、母に似た中年女性ばかりだったという。
厳しい教育を施した母を愛し、事件を起こしたエド・ゲイン。彼は晩年も聖書を大事にしていたそうだ。
エド・ゲインは人を殺した悪人だ。
ただ、ゲインは生を受けたその時悪人だったのだろうか。
ゲインの性格を形成した母は?
その母を支えた神様は?
◆
ハドン・クラーク
ハドン・クラークについて、僕は今回の展示で初めて知った。
非常に印象的な内容だったため、詳細を追おうと検索したが中々出ない。どうやら日本語の記事だと情報は殆ど無いようだ。
「Hadden Clark」で海外のサイトを検索するといくつか引っかかるので、興味のある人はこの方法で探してみるのもいいだろう。
Hadden_Clark-Wikipedia
ハドン・クラークは、市長の祖父と、研究者として優秀な実績を残した父を持つ。
表向きには恵まれた家庭だが、家庭内ではアルコール依存症の父に暴力をふるわれ、女の子が欲しかった母に女装をさせられ「クリスティン」と呼ばれていた。
殺害したのは6歳の少女と20代女性の2人。事件を起こした時には女装をしていた。
殺害後に血を飲んでいたという彼は、取り調べで、「女性の血を飲むと女性に変わる事ができるかと思った。殺害された女の子になりたかった。」と供述した。
彼はスイーツや動物などの絵を描き、横にいつも、同じ一人の少女を描いた。
特別訝しいものも無く、どの絵も、その少女が共に描かれているものを手話で表現しているのみだ。
彼が描き続けた一人の少女は、彼の性的対象だったのだろうか。
その少女が青眼であること、ハドン・クラーク自身が青眼であること、その共通点に目を向けてしまうのは、少し邪推が過ぎるだろうか。
彼らから学ぶこと
他人を勝手に測るということ
。。。
前述したように、彼らの多くはたまたま好ましくない環境に生を受けた。
大多数の人たちは、たまたまその環境に生まれて、たまたま良い思い出、嫌な思い出を経験して大人になる。
僕たちは、そのたまたまを忘れて、自分のモノサシで他人のことを「異常だ」「正常だ」と勝手に測り、異常であれば弾いて、正常であれば受け入れる。
その前に、もっと考えなくちゃいけないこと、気をつけなくちゃいけないことがあるんじゃないかと、ふとした時に考える。
簡単に、普通とか、普通じゃないとか決めることが出来るだろうか。
仮にタイミングが少し違って僕がエド・ゲインだったとしても、きっと僕は僕を「正常だ」と言うんだよな。
たとえその足元で、羊たちが沈黙していても。
◆
自分の幸福を省みるということ
。。。
自分の享受している環境を省みずに自分の不幸を嘆くことがよくある。
地球上には70億通りの幸福があって、70億通りの不幸がある。
それぞれの幸福と不幸は他と比べられないはずなのに、自分より幸福そうな人を指して、「あの人には恋人がいるのに、自分には。」「あの人は社会的地位の高い仕事をしているのに、自分なんか。」と嘆いては、自分より不幸そうな人を見て簡単に憐れむ。
でも、恋人と幸福そうに見えるその人も、実情どうかは分からない。
高給取りで社会的地位の高いあの人も、実際はそれに見合わないほどの激務かもしれない。
反対に、貧しくとも心富める者もあり、幸も不幸もその本人にしか分からない。
義務教育を受けた。高校に進学した。大学に進学した。可もなく不可もない友達が出来た。自分を大切にしてくれる友達が出来た。誰かを好きになった。誰かに好かれた。誰かを愛したこともあれば、誰かに愛されたこともあった。
他人と比べてどうかは知らない。
自分がどれだけの幸福を持っているか見つめ直して親に電話する。そんな寝苦しい夜の話。
若手アーティスト、ぼくのりりっくのぼうよみ引退を聞いて、自分にも思い当たる節を感じる26歳普通の会社員ぼくのじんせいはぼうだち
意味不明なブログの下書きを漁っていると、半年前に投稿しなければいけなかった、旬の話題を取り上げた下書きが出てきた。
これだから旬の話題で記事書きたくないんですよね。
「ハッポゥくん(即興で発泡スチロールで色々なものを作るだけで、全くウケないお笑い芸人)の改名を取り上げた記事」を書いた時点で反省すべきでした。
えっ?そんな記事書いていない?
おかしいな、記憶違いだったかな。
まぁいい。今回は半年前の下書きをそのまま投げてみよう。
◆
2018年9月頃に突然引退を表明した若手アーティスト、ぼくのりりっくのぼうよみ(ぼくりり)について、僕が少し思うことをば。
と言ってもぼくりりのことをあまり知らない人もいると思うので簡単に紹介を。
僕もたまに聴くくらいで詳しくないのだが、彼はラッパーに入るらしい。
感覚的にはラッパーとJ-POPの間というか、メロディに合わせてラップ入れるアーティストのラップ寄りみたいな、僕もちょっと何言ってるか分かんないけど。
メジャーデビューが17歳のときで、「天才少年!」みたいな具合で話題になった。そこからきっとしんどかったんだろうなって、今こうしてみると少しだけ思う。
そんな彼が突然の引退を表明したのが2018年の9月。別にどうって感情は無いのだが、「子供だ」とか「意味分からん」とかいう心無い言葉をよく見かけて、ぼくりりの引退理由もなんとなく読んでみて、うーんと思ったので思いつきで書いてみる。
[辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) | Twitterより
ぼくりりの引退理由は以下のリンクとTwitterで軽く見た。
ぼくのりりっくのぼうよみ、アーティスト活動終了へ 「“天才”をやめようかなと思って」 - Real Sound|リアルサウンド
『葬式』についてと、ぼくのりりっくのぼうよみとしての決意表明です。 pic.twitter.com/yND1EBu5Sd
— [辞職済]ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2) 2018年10月8日
厨ニっぽい言い回しだったり、そうしたあれこれがきっと一部の人の気に障るのだろう。
でもやっぱり、内容を読むと僕はあまり笑えない。
ぼくりりみたいに凄くはないし、そこまで大仰な話じゃないが、ちょっとだけ思い当たる節が僕にもある。
出典:ぼくのりりっくのぼうよみが問う、音楽表現で大切なもの「クオリティを無視するのは絶対ダメ」 - Real Sound|リアルサウンド
「僕は自由になりたいです。文学的だとか、天才だとか、哲学的な歌詞がステキだみたいなことを言っていただいて、出来上がったほかの人たちの中にある偶像に自分が支配されちゃうということに、すごく耐えられない」
出典:ぼくのりりっくのぼうよみ、アーティスト活動終了へ 「“天才”をやめようかなと思って」 - Real Sound|リアルサウンド
ぼくりりの引退理由で核になるのはここらへんか。
僕は幸運にも偶像に飲み込まれる感覚を知らないのだが、他の人の中に、本当の自分と乖離した自分が出来上がるのはよく分かる。
それには高校生くらいの時からずっと苦しまされていて、死ぬまで苦しむ気さえしている。
僕は生まれてから今までずっと勉強してきている。大げさな表現じゃなく、マジで生まれてからずっと勉強してきた。産声が源氏物語の暗唱だったのは皆さんご存知の通りだ。
でも僕は勉強が好きじゃない。かくかくしかじか説明すると長くなるから割愛するが、地獄の先に光があるかもしれないから勉強している。一方勉強しないまま迎える地獄には光が見えない。だから僕は愛すべきオーマイ地獄として勉強を選択している。
余談だが、こうもずっと地獄の中でもがいていると、地獄ありきの生き方をしてしまうからどれがマジでやべーやつなのか分からない。「頑張りすぎ。無理しないで。」とか言われてもどれがしていい無理でどれがしちゃダメな無理なのかがまるで分からない。
結果として重度の不眠が続いて朝吐いてから出勤したり、食中毒で気絶しそうになりながら一週間通しで深夜残業してしまう。
こうして何かシグナルが出たら分かるんだけどね。
本筋に戻り。
さて、そんな寝小便で哲学論文を書き上げた僕なりに言えることなのだが、勉強しまくると大体のことはマジでうまいこと進む。
細かく分解するともっと要素があるのだが、大体のことは勉強しまくり+ちょっとの工夫で平均点ちょい上くらいに到達する。
賢くて面白い奴の存在はまさにそれだし、賢くて仕事できる奴の存在もまさにそれ。多分、世の中の全ての事柄は一つの同じエッセンスを持っている。
東大にめちゃくちゃ頑張って入った人は、賢いだけじゃない人間の多さにショックを受けるらしい。
めちゃくちゃスポーツ出来て頭いい奴とかいません?デカい企業の社長のプロフィールとか、大抵インターハイ出てません?
スポーツはセンスの割合がかなり大きいけど、それでも結構繋がるところがある。
◆
何が言いたいかっていうと、僕は考えて働ける自分の働き方を誇りに思っているし、めちゃくちゃ面白いと言ってもらえることも誇りに思っている。
でも全部パターン。勉強と同じパターンで面白いこと言ってるだけ。
数学の公式覚えて問題解きまくったら問題文読んだだけで使う公式が大体分かってくる。で、たまに全く分からないものにぶつかり、ある条件で仮定して解き進め、整合性があわなくなったら別の条件で仮定して解き直し、みたいな。そんなんでセンター数学とかは満点取れる。それと一緒。
面白いパターンめちゃくちゃ知って、何回か話してみれば、だんだん雰囲気で面白がられる切り返しとかが分かってくる。
自分語りが過ぎるので割愛するけど、初級レベルまでなら仕事も一緒に思う。中級以降は知らない。多分そんな単純じゃない。
そんな具合に生きてくると、ただ勉強してきただけの僕は、周囲の過大評価の上塗りでどうにも出来ない重圧に襲われる。
今まで会った中で一番面白いとか、微妙なメンバーでもお前呼んどけば大丈夫とか、もうただ勉強してきただけでその実なんでもない錆色の僕は、その人の中に出来上がる綺麗な色した僕とのギャップで頭がおかしくなってくる。
そして失敗のできない錆色の僕は、ゲロ吐きながら綺麗な色塗って登場して、「あぁ、綺麗な色ですね」つってもう錆色の僕を見せられるタイミングがなくなる。無限に綺麗な色を塗り続けるだけ。
26歳の訳分かんねぇ生き方してきた普通のサラリーマンで「もうほっといてくれええ!!」ってなるんだもん。ぼくりりなんか比べ物にならないくらいデカい母数から勝手に綺麗な色塗られてさ。ちょっとしたことで「失望しました」でしょ?知らねーよなぁ。アーティストってそういうもんって言っちゃえばおしまいなんだけどさ、知らねーって感じだよね。ぼくりりの引退にとやかく言う権利、僕らには無いよねぇ。
「子供か」じゃないんだよ。子供なんだよね。Twitterで「すみません、ぼくりりの友人です。ぼくりりは今お母さんにスマホ取り上げられていて返信できません。」って書いてあってさ、子供かって思っちゃうでしょ?でもそれが身近にあって普通のことなんだよね。だってまだ大人じゃないんだもん。
今いくつか分かる?僕は分からないからね、これ書きながら調べてみたらさ、20歳だった。
まぁ色々あるよな。20歳でスマホ没収されるのは一回置いておいてさ。お互い頑張ろうな。
周りもさ、しんどさは各々の持つものさしで測るものだから、しんどい気持ちに対して突っかかるのはやめようぜ。
と、なんとなく思った26歳普通の会社員ぼくのじんせいはぼうだち。
生産性の無い僕から誰かスマホを取り上げてください。
僕のライフログ、3月の実績
こんばんは。僕です。
すみません、前回厚かましく言い訳をしたばかりなのですが、今回も全然時間取れず更新できませんでした。
最近は残業80時間で資格勉強やりながら受験のエブリデイで、少しバタバタしておりました。
今回振り返る3月は結構そんな感じで、4月はそこまでだったかな?忘れました。
ちなみに5月はゴールデンウィーク出てるのもあって、
勤怠表の3分の1しか経過していないのに残業50時間超えているので割とマジでロッケンロールです。
フルコンボ!もう一日、働くドン!
3月の振り返りします
まぁそんな割とどうでもいいことは置いておいて、
3月の振り返りをしようと思います。
・仕事220hの中で勉強33.5hとっていること、めちゃくちゃ褒めたい。
⇒1日1h以上やっているイメージですね。
負荷高い中でも勉強時間確保していたことめちゃくちゃ褒めてあげたいです。
⇒ただ、定時外のしんどい時間が110hくらいになっているって意味でもあるので、
少し自分の身体も大事にしてあげたいです。
(勉強は朝5時半に起きて仕事行く前に1~2hくらい、休日にちょっとまとめて時間取ってとやっていました。)
・勉強Aを意識して多めに取りました。
⇒一番要になる部分ですが、4月までの注力分野が勉強Bであること、仕事の負荷が高いことを理由に
2月までは少し緩めにしていました。
ただそれだといかんだろうと少しずつエンジンをかけ始めた感じです。
(でも4月はあまりやれていない印象も正直ある。)
・仕事220h。20営業日なので定時外が70hですね。前述の80hとの差異は以下の通り。
⇒一日(あっ、今日無理だ)ってなって有休をとっている
⇒朝起きて(あっ、動けん)ってなって週1くらいで時間休取って遅刻している
⇒弊社月度の締めが若干ズレている
・睡眠が212hなので一日7hくらい。
⇒平日6h以下、休日7h以上で平均これくらいに。
⇒個人的にはもう少し寝たい。というか、6hという目標来年はキツいかもしれん。
・飲み会減っているのいいね、雑事ガバいね、移動の見込みかなり正確だね
こんな感じかな。
ちょっと正直4月の振り返りも後ろにズレ込みそう。ごめんなさい。